コスパ最強のリフティングシューズ!?NOTORIOUS LIFT ローニンリフターズ

NOTORIOUS LIFT新作のRonin Lifters

こちらは今年3月に発売されたローニンリフターズのレビューになります!後日動画でもレビューを投稿する予定です。是非WE LIFT WEIGHTSのYouTubeチャンネルにてご視聴ください!

では、実際にトレーニングで使用した感想を皆さんにシェアしていきたいなと思います!

※今回はMBC POWER様よりレビュー用に商品を提供いただきました
 

RONIN LIFTERS 製品概要

NOTORIOUS LIFTという主にパワーリフター向けのシューズを作っている会社が今回新たに発表したリフティングシューズです。「リフティングシューズ」といってもあくまでスクワット専用のシューズとして発表されているみたいです。今回はウエイトリフターの視点でローニンリフターズをレビューしていきたいと思いますが、こちらはあくまでスクワット専用のシューズということをお忘れないようにお願いします。

今回レビューする商品の概要

 

デザイン

まずはデザインから見ていきましょう。

黄金に輝くロゴが目立つサイドビュー

シンプルなデザインになっており、個人的には結構気に入っています。特にブラック/ゴールドカラーはオシャレですね。全体的にプラスチック感強めなシューズになりますので本革や木材を使用したシューズに比べると高級感は劣りますが、24,600円なのでそこはしょうがないと思います。(物価高騰により3万円代のウエイトシューズが当たり前の時代になってしまいましたので…)

ローニンリフターズは特にヒールカウンター周りのデザインがかっこいいですね!プラスチックの丈夫な素材が柔らかいメッシュのアッパー部分を包み込むような設計になっています。金色のロゴもいいアクセントになってますね。

通常のウエイトシューズですとヒール周りは全体的に硬い素材でできているのですが、こちらのシューズはメッシュの部分が多いですね。メッシュの通気性を活かそうとした結果こういうデザインになっているんだと思います。

 

性能・使用感について

こちらのシューズが家に届いた当日にローニンリフターズを履いてスクワットとウエイトリフティングの練習をガッツリやってきました。(笑) トレーニング中に感じたことやシューズに対する僕の率直な意見等を皆さんと共有していきたいと思います。

安定感

メッシュが多いため一見軽そうに見えるローニンリフターズ。実はかなり重量があります!リフティングシューズの中でも結構重さがしっかりしている方です。僕が使用しているサイズ44で片方640gあります。現在市場に出ている他社のリフティングシューズの重さと比較されたい方は是非こちらの記事を参考にしてください。

ローニンリフターズは重さがあるので安定感がしっかりしています。スクワット時に重心がぶれる感じはないです。重さがあるといってもスナッチやクリーン&ジャーク等、素早い動きをする際に気になるほどではないですね。最近は600g越えのリフティングシューズが主流になりつつあるので、そもそも重さをそこまで気にしている選手自体少ないと思われます。

ただし、クロスフィッターの方々には向かないと思います。そもそもローニンリフターズはスクワット専用に開発されたシューズなのでクロスフィットで使うことはあまりないと思いますが、クロスフィット向けの重量ではないですね。

また、最近は安定感を増すためにヒールベースの横幅を広く作っているシューズが増えていますが、こちらのシューズのヒールベースの横幅は「普通」ですね。実際にヒールベースが広いリフティングシューズを使用していると、しゃがむ際や踏ん張る際に足首が安定します。ローニンリフターズもヒールベースがもう少し広かったらさらに安定感が増していたのではないでしょうか。

 

グリップ力

高いグリップ力を誇るローニンリフターズのアウトソール。手裏剣みたいなデザインでカッコいいぞ!

商品の説明欄に

「Novus™ 2.0 Grip Tech 最も必要な時に、信頼をもたらすグリップ性能。独自に処方された高摩擦ゴムコンパウンドを使用して構築されたRonin Liftersは、他に類を見ないグリップ力を提供します。」

と記載されています。最初は「どうせ他社とあんまり変わらないんだろうな~」と思いましたが、実際に履いてみたら大変素晴らしいグリップ力でビックリ。僕が今まで履いてきたリフティングシューズの中だとダントツでグリップ力が強いと感じました。ウエイトリフティングする際にもスクワットする際にも滑る感じが一切ありません。シューズによってはスプリットジャークする際に後ろ足が滑ったりするのですが、ローニンリフターズの場合その心配はしなくてよさそうですね。

200㎏ジャークする際に後ろ足が思いっきり滑って失敗してしまう西川選手。

ヒールドロップ

ローニンリフターズのヒールドロップは20mmです。あの有名なロマレオス2と同じヒールドロップになります。ただし、シューズ内側のアーチがほとんどないため、人によってはヒールが低く感じる可能性もあります。ちなみに、ナイキのロマレオスシリーズはかなりアーチが高いので同じヒールドロップでも比較的高く感じました。(※ヒールドロップの高さは足の形によってもかなり感じ方が変わります)

個人的には20mm~22mmのドロップが一番リフティングしやすいと感じてます。しゃがみやすさだけにこだわるのであれば、もう少しヒールドロップが高くても良いかなと思いますが、ヒールドロップが高すぎるとプルをする際にバーが身体の軸から離れやすくなるので個人的には20mm~22mmが好きです。

僕は周りからよく足首が柔らかいといわれるので20mmのヒールドロップで十分と感じますが、足首がめちゃくちゃ硬い人にローニンリフターズは向いていないのかもしれません。

※ヒールドロップとは何か?そしてなぜヒールドロップにこだわるべきなのかについてはこちらの記事で詳しく説明しています。

 

クッション性・硬さ

ローニンリフターズのインソールはかなり硬い方です。そもそもほとんどのリフティングシューズが基本的に硬いインソールを採用しているのですが、ローニンリフターズのインソールはその中でも硬い方です。公式サイトにはこのように記載されています:

非圧縮性インソール:力の伝達に優れ、重いリフティング中のエネルギーロスをなくす。大きすぎない、ニュートラルなアーチ形状を採用。

※上記は公式サイトの英文をジャンボが翻訳したものです

インソールのつま先部分が結構薄いので、足裏がかなり床に近いと感じましたね。つま先がしっかり床をとらえている感覚があるのでスナッチやクリーンのセカンドプル動作がやりやすく感じました。ヒールの部分も公式サイトの記載の通り、力の伝達が非常に優れているなと感じました。特に、スクワットのボトムから切り返す瞬間、床の反力がうまく使えているのを実感できましたね。

力の伝達を優先しているため全体的にクッション性の低いシューズになっています。リフティングシューズの中でもかなり硬めのシューズであるため、もちろん長時間履いていれば疲れます。ただ、そもそもリフティングシューズは快適性を重要視して作られていませんし、トレーニング時以外で履くこともありませんね。

 

通気性

メッシュの多さが目立つローニンリフターズ

ヒールカウンターの部分でも触れましたが、ローニンリフターズは珍しくメッシュの部分が多いリフティングシューズです。他社のリフティングシューズの場合、履き口とタン部分のみにメッシュを採用し、ほかの部分は硬い素材を使用しているメーカーがほとんどです。ローニンリフターズは履き口とタン部分はもちろん、ヒールやトゥ部分のアッパーもメッシュになってます。

あまりにもメッシュ部分が多く耐久性が気になるところではあるのですが、通気性はバツグンです。リフティングシューズでここまで通気性の良さにこだわった商品は他にないと思います。基本的にどのメーカーも通気性より耐久性や剛性を優先して作っているため、通気性はどれも良くないですね。

リフティングシューズは長時間履くものではないですし、空調が効いている室内でトレーニングすることが多いので僕は個人的にリフティングシューズの通気性を気にしたことがありません。ただ、足汗がすごい人やエアコンが無い施設でトレーニングされている方にはかなりお勧めです!

 

ワイドトゥボックス

最近はトゥ部分が広く設計されているトレーニングシューズが増えてますよね。TYRが数年前にL1リフターズで広いトゥボックスをウエイトリフティング界で流行らせたおかげですかね。広くて分厚い足の形をしている僕はめちゃくちゃ助かってます。

TYRに並ぶワイドボックス型のシューズ

トゥ部分はかなり広く作られているため、足指が窮屈と感じることはありません。中足骨部分が締め付けられる感じもないため快適です。足指の接地面積の多い方がパフォーマンス向上に繋がるといわれているため、僕も基本的にはトゥボックスが広く設計されているリフティングシューズを推奨しています。

 

気になった点

アッパーの耐久性

メッシュ部分が多くて履き心地は大変良いのですが、その分耐久性が気になります。まだ届いたばかりなので長期的な耐久性のレビューはこちらで載せられないですが、そのうちほつれたりしそうで心配です。また、メッシュ部分は汚れやすいですし特に黒以外のカラーは汚れが目立つと思います。

シューレースが上半分しかない

シューレースが上半分しかなく、他のシューズに比べて調節できる部分が少ないです。人によっては気になるかも?

サイズ感

他社のシューズに比べて若干小さく感じました。僕は基本的にEUサイズ43(日本サイズだと27.5cm)を履いているのですが、ローニンリフターズはEUサイズ44でちょうどいい感じです。皆さんも普段履いているシューズの1サイズUPで購入することをお勧めします。サイズに関して不安な方はMBC POWERのサイトをチェックしてみてください。素晴らしいサイズガイドが載せてあります。


総合評価

性能:★★★★☆ 4/5 (本当は4.5をあげたい)

耐久性:★★★☆☆ 3/5

デザイン:★★★★★ 5/5

コスパ:★★★★★ 5/5

かなりお勧めなリフティングシューズです。スクワット専用として発売されていますが、ウエイトリフターにも大変おすすめなシューズとなっています。クセも少ないので他社のシューズからも乗り換えしやすいと思います。耐久性が少し気になるところではありますが、24,600円でこのクオリティは文句ないのではないでしょうか。最近は3万~4万円のウエイトリフティングシューズがほとんどなのでこちらの価格は非常に助かりますね。

 

購入はこちらから

ご購入を考えている方は是非こちらのリンクより!

MBC POWERのサイトから購入いただけます

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